このTakaViewブログの中でも結構人気記事なのがこちら。4月に会社に入社した新卒の方が多いからなのか、最近は特にPV数が伸びております。
その記事を読んでおられるということは、会社の教育に少なからず疑問を持っているのでしょう。では、その教育の文化を育てた責任は誰にあると思いますか。
教育だけでなく、会社の中にいれば感じる独特の文化を作り上げたのは誰だと思いますか。
今回は、目に見えにくい企業文化というものについて、そのような会社を作り上げたのは誰なのかをお伝えします。
※企業文化と企業風土では違いがありますが、ここでは全てひっくるめて企業文化としています。
企業文化は深く根付く
全て社長の責任です
私自身、人を大切に育てる会社とは決して言えないところにいるのですが、そのような企業文化を形成した責任は誰にあるのでしょうか。
結論は社長の責任です。
「なんで?」って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、突き詰めると社長なのです。
先輩社員でもなく、直属の上司でもなく、人事部長でもなく、社長です。なぜなら社長という立場は、会社における全責任を背負っているからです。
なので人を育てるということだけではなく、経営戦略、売上、給与水準など全てのことの責任は社長です。だからこそ、役員報酬として多額のお金を得る権利があるのです。
人を育てる気のない会社になったのは、そのことに社長がしっかりと向き合っていないからです。いくら現場で不満が募っていても、感の悪い社長だといつまで経ってもそのままです。
そうして人を育てるという文化だけではなく、風通しの良さや給与体系なども、色々なものが組み合わさって独特の企業文化が形成されます。
そうして長らく積み重なって形成された企業文化というのは、つまりは今の社長が作り上げた文化です。
社長で会社は変わる
逆を言えば、社長が交代するとその会社はガラリと変わることがあります。初代の社長から息子に継ぐと同時に、これまで古い形式に凝り固まっていたものを、より時代に即したものに変化することはよくある話です。
初代社長には全盛期に生きてきた時代があり、その時に身に着けたノウハウがあるけれども、それも時代とともに風化していきます。いつまでも古いやり方に拘っていては若い人達も付いてはきません。
人を育てることが大切だと感じている人が社長になれば、その会社は非常に教育制度の整った会社に様変わりすることでしょう。
ただ企業文化は変えにくい
無駄なことに労力は使わないでおこう
いくら自分が疑問や問題意識を持って、「こうあるべきだ、このように変えるべきだ」と思っていても、その思いが社長にまで届かなければ変わりません。
すぐに社長に提言できるような環境であれば良いのですが、多くはそのような環境ではないでしょう。社長に伝わる前に、上司が間に挟まります。
なので、願っても変えられない無駄なことにエネルギーを使うのではなく、今の環境でどのようにすれば頑張れるのか、自分がどう行動したらよいのかに集中すべきです。
私が以前記事にした内容のように転職するのもよし、自分なりに外部で学びを求めるもよし、仕方ないと割り切ってそのまま働き続けるのもよしです。
それでも企業文化を変えるなら
そのために真剣に動いてくれる仲間やチームを形成する必要があります。とても一人では変えられません。
なぜなら中間管理職から最終的には経営者にまで理解を得られないと意味がないからです。一社員が課長や部長にまで直接働きかけるというのは難しいので、別の役職者を通じて説得してもらうなど、周りを巻き込みながら進めていく必要があります。
一つの施策を実行したとしても、すぐには企業文化と呼べるまでは浸透しません。数年かかってやっと、古い文化が消えて新しく生まれ変わります。
大変な作業になるかと思いますが、とてもやりがいは大きいと思いますよ。
まとめ
そんな会社に対していつまでも不満を言っている人がいますが、そんなに嫌なら会社を辞めれば良いのです。自分の行動を起こせるのは自分だけです。
あまりにも愚痴を周りに溢していると人が離れていくので、割り切って考えるべきと思います。
以上、TakaViewでした。