AmazonPrimeでまた観ちゃいました。エドハリス主演の「僕はラジオ」です。
2003年に公開されたアメリカの映画であり、15年近く古い映画になりますが、それでも色褪せないドラマが本作には込められていました。
驚きなのは、この映画が実話に基づいて撮影されているということ。
今回は、この映画を初めて観た感想をお伝えするとともに、その魅力に迫っていきます。
本作のあらすじ
知的障害の少年とコーチの物語
本作には主人公が二人います。一人は知的障害を持つジェームス・ロバート・ケネディ(通称ラジオ)。もう一人は、地元ハナ高校のアメリカンフットボールの名コーチであるハロルド・ジョーンズ。
ラジオは毎日のようにハナ高校の練習場周りをうろついていたが、とある事件をきっかけにジョーンズが指揮するアメフトチームの手伝いをすることになります。
日々の練習を通して徐々に心を開いていくラジオの姿と、その健気な姿を見て逆に多くを教わるジョーンズコーチ。
その二人の姿を中心に捉えつつも、周りの人たちへの影響も上手く表現しているところが、本作のミソです。
本作のみどころ
何といっても演技力!
知的障害のラジオ役を演じているのはキューバ・グッティングJr。彼はトム・クルーズと共演した映画「ザ・エージェント」でアカデミー賞助演男優賞を受賞した俳優です。
アメフトのジョーンズコーチを演じているのは、エド・ハリス。私はこの人の顔を見た瞬間、「映画『トゥルーマン・ショー』の人や!」と思いました。彼はこの映画でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しています。
この二人が出演をして変な作品になるはずがありません。
もう素晴らしいの一言。どうしてアメリカの俳優はこうも自然な演技ができるのでしょうか。
クセの効いた脇役達
本作はラジオをジョーンズコーチを中心に物語が展開されますが、その他の登場人物も出番は少なくとも個性出しまくりで、そのお蔭でより映画に引き込まれます。
例えばハナ高校の校長であるダニエル。こんなおばさん本当に存在するのかというくらい存在感がキレッキレ。
ほかには、ラジオの過剰な介入に嫌悪感を示すフランク。まあまあ中にはそう思う人もいるだろうなと納得します。
その他、ジョーンズコーチの妻や娘、理髪店のメンバーなど個性派が揃っています。
最後の最後に・・・
最後のシーンで本物のラジオが登場します。
「本物の」というと変な表現ですが、冒頭でも紹介した通り、この映画は実話に基づいて製作されているのです。
本人と俳優がこれまた似ている!しかも映画で表現されている通りの映像が残っている!!
ここで結構感動しました。アメリカはなんとドリームに満ちた国なのだろう。
まとめ
10代の頃はアクション映画が大好きで沢山観てきましたが、アラサーにもなると落ち着いた映画を欲するようになりました。
ゆったりみて感動できる映画といいますか、ヒューマンドラマ好きに変わったのです。
本作は、そんなヒューマンドラマ映画として鑑賞できる良作と言えるでしょう。
以上、TakaViewでした。