人を育てる気のない会社の見抜き方!複数の視点から判断しよう

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教育制度のしっかりした会社だと思って入社してみたら、放任主義でまったく相手にされない悲惨な職場であることがあります。

そのような会社に入ると結構大変。自分で何もかも考えて仕事を進めていかなくてはなりません。上の人のやり方を目で盗み、いかに自ら吸収できるかが重要になります。

今回は、放任主義の会社で育った私が考える、人を育てる気のない会社の見抜き方を紹介します。そのような会社は、ある部分を見ればよいのです。

【本記事の対象者】
 ・教育制度が整った会社に入社したい方
 ・人を育てる気のない会社を見抜きたい方
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教育制度が整っていないとどうなるの?

そのような会社はどうなるかは明白です。人が辞めていくのです

大手企業によくあるケースでは、研修が約半年間あり、その後各拠点に配属され、そこでOJTで先輩社員の横で実務を学びながら力をつけていき、丸1年経つ頃にはようやく独り立ちできるくらいです。

このように教育されると、今度は新卒で入ってきた後輩に、これまで教えてもらったように教えてあげられるのです。教育制度が整っていると、教育を受けたこと自体も社員のスキルになります。

しかし、厳しく教えられた人は後輩にも厳しくなります。放任された人は後輩も放任します。だってそのように教育されてきたから。教え方もろくに教わってこなかったのに、教えられると思いますか?

このように目に見えない教育連鎖の質を上げるためにも、教育制度というのは重要なのです。

人を育てる気のない会社の特徴

若手の離職率が高い

まず、上場している企業やある程度の規模の企業なら、就職四季報に平均年収や年齢、勤続年数とともに入社3年後離職率の表記があると思います。

この入社3年後離職率が高い会社は、基本的に人を大切に育てる風習が無いことが多いです。なぜなら自分が行くと決めた会社を3年も経たぬ内に辞めているから

ただし勘違いしてはいけないのは、退職している理由は人それぞれであり、入社人数が少なければ少ないほど離職率が高くでてしまうことです。

例えば、100人入社して1人退職するのと、10人入社して1人退職するのとでは印象が全く異なります。前者は離職率99%ですが後者は90%です。

退職理由も、結婚と同時に寿退社する方もいれば、夢を追いかけて退職する人もいますので、数字だけを見て決めつけるのは時期尚早です。他の部分と合わせて判断するようにしましょう。

しかし、大手企業で数百人採用しているのにもかかわらず数十人退職しているような企業はちょっと裏がありそうです。

歴史の割に平均年齢が若い

次に注目すべきポイントは、会社の歴史は70年近くあるのに、社員の平均年齢が30歳前後とか異様に若い会社です。70年としたのは、多くの歴史ある会社は戦後に設立されたケースが多いため。

先程紹介した就職四季報で、平均年齢が若くて平均勤続年数も短めな企業は教育制度が整った会社とは言いにくいでしょう

新卒で入社してから3年は耐えられたけれども、その後中堅で活躍する人が欠如している会社です。会社にとっては30歳前後~40歳の中堅社員に辞められるのが一番痛いのです。

20代~50代までバランスよく社員が分布していて平均年齢が40歳であるのと、20代と50代が多くて平均年齢が40歳であるのはまるで意味が違います。

新卒で大量に入社しても、誰もが長続きせず離職しているような会社は後者のような構造になります。つまりポスト管理職が抜けているのです。

教育制度自体が存在しない

大手企業であれば採用ページに教育制度について紹介している部分が必ずあると思います。どのような体制になっているのかは確認しておきましょう。

例えば、新人社員研修、階層別研修、メンター制度などといったものです。

いちいち就活生に聞かれて答えるのも面倒ですし、教育制度が充実しているのかどうかは気になって当然ですから目に見える形にしておいた方が色々と楽なのです。

ただ、中にはそのような内容を掲載していない会社があります。掲載していないからダメな会社なわけでは全くありません。別にHPに掲載する決まりがあるわけでもありませんから。

そんな時は、説明会などで教育制度があるのかどうかを聞きましょう。ある程度の規模の会社なのに無いようであれば結構問題です

中小企業であれば具体的な形では存在していないことはあると思います。社員が数十人しかいないのに大企業顔負けの教育制度を持っていたって仕方ありません。

会社評判サイトに良くない口コミが多い

OpenWorken-Lighthouseのように、会社の評判を集めたサイトがあるかと思います。ここで、HPやセミナーでは見通せない会社の内部を分析します

やはり、会社の内部から出ている情報は結構真実味があり、どれも表にでてこない内容が多いのです。どんな企業のセミナーやHPでも、自社の欠点や弱みを自ら公言することはまずありません

会社の教育制度に関する口コミを見かけたらチェックしておきましょう。この時、それらはある個人が口コミを投稿しているということに注意してください

会社で嫌なことがあったり、退職するときに円満でなかったりした場合は、口コミの内容も辛辣になりがちです。口コミが第三者からみても信頼性の高いものであるかどうかは、自身で判断できるようにしておきましょう。一人だけではなく他の人も同様な口コミをしているようであれば、信頼度は高いと言えます。

つまりは逆もしかりです。「教育制度は素晴らしいものがあります」という投稿があれば、それが本当なのかどうかは他の口コミとも比較しないと判断できません。

まとめ

人を育てる気のない会社を見抜くなら、複数の視点から判断しよう!

入社3年度離職率が高いからといっても、退職した理由はそれぞれですし、そもそも入社数が少なければ割合は高くなります。

ある一面だけを見て判断するのではなく、複数の視点から検討するようにしましょう。

以上、TakaViewでした!

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