好きなことを仕事にできれば人生楽しくて幸せなんだろうな・・・なんてことを思ったことはありませんか?
特に会社勤めのサラリーマンの方ならば思い当たる方は多いのではないかと思います。そう思う理由は、やはりテレビなどで好きなことを仕事にして活躍しているような人を見ると、活力があって目が輝いて見えるからでしょう。
さて、本当に好きなことを仕事にできれば満足するのでしょうか。いや、どうもそうではないようです。
今回は、「好きなことを仕事にすること」について考察します。
自分事のように考えてみよう
好きなことを見つけてみる

あれ? 好きなことって何だっけ?
好きなことを仕事にするとはどういうことなのかをより理解しやすくするために、まずは自分の好きなことを思い浮かべてみましょう。
どのようなことが思い浮かぶでしょうか。学生時代に打ち込んできたこと、趣味で続けていること、私たちが何気なく空いた時間にしていることも好きなことかもしれません。
例えば野球、サッカー、映画、ピアノ、絵画、ゲーム、、、など色々とあると思います。
あまり好きなことが思い浮かばなかったら、興味のあることでも良いと思います。
街中でつい目を向けてしまうようなサービスや商品は、自分が好きであり興味のあるものである可能性が非常に高いです。私の場合、動画編集やカメラ、キャンプなどが興味のある事柄です。どれも好きというわけではありません。
どんな仕事が考えられるか
思い浮かべたら次は、その好きなことに関わる仕事を考えてみて下さい。例としてゲームが好きな人を考えてみましょう。
・プロゲーマーやゲーム実況者になる(つまり演者)
・ゲームソフトを製作する側になる(デザイナーなど)
・ゲームの攻略法や最新情報を紹介する
・ゲームのハードウェアを開発する
・ゲームの販売員になる
このように考えると、仕事としてはプロゲーマーもあれば、メーカーや編集社に就職するということも考えられます。通常の就職活動でも、自分のやりたいことや好きなことで将来を考えるとこのような流れになるのではないかと思います。
ただし、ここで大きな見落としをしていることがあるのです。
焦点を絞りすぎると失敗する
本当に好きなことを探り当てる
先程のゲームの例でみると、ゲームから単純に直接関係のあることを派生させていますが、ゲームが好きな理由(もしくは好きになれる理由)をより深く考えることが非常に大切です。
ゲームに関連する、別の好きなことがないかを探してみます。
このように、好きなことをより深く追究していくと、必ずしもゲームでなくても良いことがわかります。つまり、ゲーム関連の仕事をすることだけが正解ではないのです。
好きなことの裏に隠れている本当の好きなことを見つけて、やっと仕事にすべき好きなことが見えてきます。
好きなことを仕事にすべきではないのか

もううんざり。やってらんねーわ。
仕事について色々と調べていると、「好きなことを仕事にすべきではない。好きが嫌いになる。」といった否定的な意見を見つけます。
私が思うに、これらの意見は半分正しいとは思います。
特に、好きなこと「だけ」をしていれば充実した毎日を送れて幸せだろうと考えている人には要注意です。テレビで見て活躍しているような人が、毎日ニコニコしてキラキラしている生活をしていると思いますか?
好きなことを仕事にするにはそれなりの覚悟がいりますし、いくら好きでも「下手の横好き」で自己満足で終わっていては仕事と呼べません。
仕事にするということは、つまりお金を得ること。
お金を得るということは、人を満足させることです。
人を満足させる、もしくは感謝されるためには、好きなこと以外に必要なことがあります。それは得意なスキルを活かすことです。
それがあれば、好きなことが嫌いになりそうになっても好きでいられることができます。
まとめ
好きなことが本当は好きではないこともある。
一人で楽しく好きなことをやっていても、それは単なる自己満足に終わります。好きなことを仕事にしてはいけないと言われるのは、ただ単に好きなだけでは仕事にならないから。
その好きを活かしてどうやって周りに影響を与えていくか?
これがはっきりしていれば、好きなことを仕事にしてもきっと満足できるはず。
以上、TakaViewでした。