何か目標を設定して取り組むとき、最初はモチベーションがあって「絶対やってやる」と思いますが、3日もすれば急に気持ちがしぼんで「まぁ、また今度するか」と投げ出してしまいがちです。
その度に、「あぁ、自分はなんて意志の弱いダメ人間なんだろう・・・」と悲観してはいませんか。その必要はありません。人はみんなそんなもんです。
その理由を客観的に把握するために、モチベーションがなくなってしまう根本的な理由を考えてみましょう。
人のモチベーションの不思議
初めはびっくりするくらいやる気がある
ある日、ネットでかっこいい体を見て、自分もそうなりたいと憧れ決意します。

今日から毎朝5㎞ランニングするで!夏までに痩せるんや!
走り終わった後は「気持ちええな~」と思って、これなら毎日続けられると確信します。なんなら早く明日が来ないかなと楽しみにするくらいにやる気に溢れています。
学校のテストで90点以上とる、部活動の大会で優勝できるように陰ながら努力する、会社で使えるスキルを勉強するなど、私たちはこれまで色々なことにチャレンジしてきましたが、初めはどんなこともやる気満々です。
3日もすれば様子が変わる

今日はいっか。筋肉痛だし。明日は走ろう。
ちょっとやる気に溢れすぎてしまったのか、張り切りすぎて筋肉痛になっちゃいました。「歩くだけでも痛みがくるし、今日のところはやめておこう。」と、そんな理由でいったん中止します。
他にも例えば、「ここ2、3日で結構勉強したし、今日は別に勉強しなくてもいっか。明日はやろう。」とか言って中止するパターンもあるあるではないでしょうか。
「別に一日くらいサボったってやることは変わらん!アハハ!」
人が変わったように落ち着く

てか、別に痩せる必要なくね?しんどいし。
当初の情熱はどこへやら・・・。客観的にみると諦めの早い奴というように見えるかもしれませんが、多くの人が一度は経験しているのではないでしょうか。決して他人事ではありません。
かっこいい体に憧れてランニングを始めたのに、モチベーションを失って完全に止まってしまいました。
なぜモチベーションが無くなるのか
人はどうしても楽な方を選んでしまう
3日後の時、頭の中で聞こえてくる声があります。目標に向けて頑張っていると、どうしても脳内に甘えの声が聞こえてくるのです。
このような考えが頭に蔓延ると、何かしら理由をつけてサボろうとします。朝起きるのが少し遅れたら「別に今日はいいか」とサボるようになります。
これは別に特別な才能があるからというわけでも何でもなくて、人はみんなこう思うのです。人は放っておかれるとどんどん堕落した生活になっていっちゃうんです。
一人暮らしを始めたら毎日おいしい料理を自炊しようとか思いますけど、気づいたらほとんど外食で済ましてしまうようなもんです。あ、つまり私のことです。
人の意志は豆腐のように脆い
よく「私の意志はかたい」とか言いますが、本当は豆腐みたいに柔らかいです。人の意志ってそんなもんです。
何かを成し遂げたら、「やっぱり俺の意志は石ころのように硬かった!」と思うかもしれませんが、結果からみたらそうなるだけで、本当は豆腐です。ちょっとでも力を入れたらぐしゃっと壊れちゃう。
それを崩さないように自分なりのモチベーションの保ち方があったから、結果達成できたのです。
その保ち方のミソは、人の意志は豆腐であるということを十分承知したうえで、その意思にどう向き合うかが非常に大切になります。
毎日10㎞走るという目標自体が問題なのではなく、その目標の障害になりそうなことに前もって対策を講じられるかどうかが、モチベーション維持の鍵になります。
意志をモチベーションで守ってあげるというイメージを持ってもらえるとわかりやすいと思います。
まとめ
人は誰しもが豆腐の意思をもっていて、誰しもが放っておけば楽な道に進んでしまうことを覚えておきましょう。それは自分だけの特別弱い部分というわけではなくって、みんな同じなんです。
誰しもがモチベーションをずっと維持できて目標を達成できるなら、世の中もっとハッピーだもん。
以上、TakaViewでした。