タイトルの通り、本当の超入門です。これを読んでわからなければ、他のどの本を読んでも財務3表はわからないと感じるくらいです。本の名は「ストーリーでわかる財務3表超入門」。
この本は以下のように会計とはどういうものかを理解したい方にうってつけです。
この本を読めば、あなたも会計の世界にハマってしまうかもしれません。
財務諸表が手に取るようにわかる
会社勤めの全てのサラリーマンへ
宣伝文句のようになってしまいますが、この本は本当に理解しやすいです。
起業から1年間の企業活動までをストーリー仕立てで構成されており、登場人物も少なく非常にシンプルです。また、専門用語があればページの下部に補記してくれるという親切さもあります。
どのようなストーリーになっているかと説明すると、
この本は会計の本質について理解することを目的にしているので、アクセサリーのマーケティングなどについては一切触れていません。要点を会計の一点に絞って説明されていることが、より理解をしやすくしています。
内容についても、複雑で余計な説明はしていません。重要なところを省いているのではなく、突き詰めると色々細かい部分があるけれどあえて触れないでいるのです。つまり、本質を理解することができます。
ページ数は250頁ほどです。1日もあれば簡単に読破できます。特に初めて財務諸表に触れるという方は何度も読み直して理解を深めることをお勧めします。
経理や財務に配属されたての方も
事務系総合職で採用されて、初めの配属がまさかの経理財務課。
会社に入るまで経理や財務をするなんて全く考えていなかったので、知識も何もなく不安に感じていませんか。
B/S?P/L?それってスカパーの親戚ですか?って感じで理解しにくいと思います。
そんな始めたての方にも、この本はおすすめです。入社早々に全体を俯瞰して見るようなことはあまりないと思いますが、将来のためにも財務諸表の関連性を早くから理解しておくことは大いに意味があります。
そんな経理パーソンとして働く方に、できる経理人になるための心得を別記事で紹介しています。お時間のある方は是非どうぞ。
もし、大企業の財務経理課に配属になって、毎日同じルーティンワークで辟易している方には、業務改善の仕方について紹介している記事もありますので、興味のある方はそちらもご覧ください。
もう少し詳しく知りたい方は
「財務3表について大まかに理解できたけど、あともう一冊くらい読んで理解を深めたい!」
そんな方は、同著者が手掛けた「財務諸表一体理解法」をおすすめします。私は著者である國貞克則さんの関係者では全くございません。ただこの人の本は本当にわかりやすい。
この本は、「ストーリーでわかる財務3表 超入門」のように物語があるわけではありません。取引のケース別に、その取引がB/SやP/L、C/Fにどのような影響を与えるのかを丁寧に説明しています。
これら2冊を読んでおけば、財務諸表の大まかな関連性は理解したと言って良いと思います。もっと細かいところはありますが、専門家でもない限り知る必要はないでしょう。
まとめ
今回ご紹介した会計のおすすめ入門書は2冊。
まず「ストーリーでわかる財務3表超入門」を読み、さらに「財務諸表一体理解法」で理解をさらに深めるという形が一番良いと思います。私もこれらの本を読むまではイマイチ財務諸表の関連性を理解できずにいましたから。
以上、TakaViewでした。