自分の転職市場価値を知りたいなら実際に転職活動をすればイイ!

転職活動体験記Business

私は入社4年目の9月頃に転職活動をし、実際に内定をいただくことができました。今思えば、転職活動を通して学んだことが結構あり、実際にやってみて良かったなと思います。

私の転職活動のきっかけは、自分の持っているスキルが他社で役立つのか不安に感じていたためでした。

今回は、入社4年目にして体験した私の転職活動を元に、なぜ転職活動をしようと思ったのか、どのように活動したのか、なぜ内定を受諾しなかったのかなども含めてご紹介します。

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いつから転職を意識し始めたのか

転職したい

転職を意識し始めたのは、入社1年目のお盆明けです。「いくらなんでも早すぎるやろ!」と思われた方もいるでしょう。しかし、本当に思っていました。

理由は、仕事を教わる5年目の先輩主任社員が4月末で退職し、新卒ながら一気に仕事量が増えたためです。その先輩社員とは、私は新卒で4月入社でしたから、一緒に働いたのは僅か1ヶ月です。

しかも、入社して3週間は研修やらでいませんでしたので、引継ぎ期間は僅か1週間です。

入社して間もなく「俺4月末で辞めるねん」と言われた時は衝撃でしたし、「入社前に何も言われてないし、1週間で5年目のしかも主任の仕事を引き継げなんて無茶やわ。。。」と思いました。

実際、仕事の右左もわからない状態で引継ぎをうけ、新入社員に全ての雑務を任せるという職場でしたので大変でした。

「考える仕事」と「手を動かす仕事」を同時にすることはできません。
考えている最中に手を動かす仕事に気をとられて仕事が進まないのです。

そのため、試用期間が終了するとすぐに残業の嵐です。残業をしていても他の先輩社員は全く手伝ってもくれません。というのも、各個人が持つ仕事内容が共有されていないので、何をしているのか知らないのです。

「外面はホワイトな会社に見せているが、内側はブラックな会社だ」と思いました。

そして、8月のお盆休暇を経て、こう思いました。「行きたくない。辞めたい。」

実際に活動はしていませんが、ここから私の転職活動が始まっていたようなものです。

毎年のようにキャリア面談をうける

キャリア面談

入社2年目で初めてのキャリア面談

そのような状況でしたが、さすがに入社1年も経たずに退職するのはヤバい、と思い頑張りました。ただこの一年は正直精神も相当にやられていました。
突然涙が流れてくるし、精神科に相談して休職しようかと思った程でしたから。

1年目をなんとか乗り越え、2年目となったとき、早速転職エージェントに登録し、キャリア面談を行いました。

このときのキャリア面談の目的は、以下の2点です。

・入社2年目でも転職が可能なのか
・もう少し今の会社で続けた方が良いのか

回答は、

「どこでも良ければ転職は可能ですが、職務経歴やTakaViewさんの学歴も考えるとあと2~3年は今の職場で頑張った方が、より良い転職先を紹介できると思います。」

やっぱりそうか。入社2年目では足りないよな。そう思い、働き続けることにしました。ただ、働きながらも転職のことが頭から離れません。

私は「この会社に長くいるつもりはない」と決心し、日々の仕事に励むことにしました。

入社3年目のキャリア面談

2年目を終え、3年目に突入しました。

もちろん転職のことはずっと考えておりましたので、同じように夏頃にキャリア面談をしてもらいました。確かに、2年目の頃よりも求人の質は上がったように感じます。

ですがこの時言われたのは、2年目同様に「もう少し今の会社で頑張れば、より良い求人を紹介できます」でした。入社3年目ではありますが、「3年間」働いたわけではないので、やはり経験が足りないのだとは思いました。

確かに求人票を見ると、経理経験〇〇年以上や実務経験〇〇年以上、公認会計士保有者希望、といった中途採用ならではの即戦力が求められているので、経験が2年程度ではまだまだ浅いのです。

来年再チャレンジすることを考え、今回は活動しないこととしました。

入社4年目のキャリア面談

例のごとく、4年目でキャリア面談をしてもらいました。

この頃から人手不足が騒がれるようになり、またオリンピックの東京開催が決定したこともあって有効求人倍率が上がっていました。

転職エージェントの担当者もこれまでで一番良く、求人も超大手から優良中小まで幅広く紹介してもらえ、その他転職に関することも色々と相談できた結果、本格的に転職活動をすることにしました。

私はこの時、入社1年目の時のように「行きたくない。辞めたい。」という思いは小さくなっており、今の会社でしっかり役割を明確にして、仕事を任せてもらえるなら続けようと考えていました。

なので私は内定をいただいたら絶対転職するという考えはもっておらず、「自分の転職市場価値を知りたい」という思いが強くなっていました。

自分の今の実力で大手企業にも内定をもらうことができるのか、キャリアを認めてもらえるのかを知りたいと思っていました。キャリアが認めてもらえるのであれば、今の会社でもう少し実績を重ねるのも選択の内だと考えたのです。

どんな転職活動だったのか

意外とすんなり内定はもらえた

内定獲得

まず転職活動の結果は以下の通りです。

第一希望群5社にエントリーして、
準大手1社から内定、
大手1社で最終選考辞退、
大手1社で1次面接落ち、
残り2社は書類選考落ちでした。

内定をいただいた準大手は、業界内では知らない人はまずおらず、売上高1,000億円弱の規模です。また、最終選考辞退となった大手企業は、三大重電の一角です。書類選考突破率は20%といわれる中で、私は5社中3社の60%の通過率でしたから上出来だったと思います。

大手企業の最終選考を辞退した理由は、内定をもらった準大手の返答期間を延ばしてもらうためでした。中途採用における内定諾否の回答期間は1週間程度ですから、その期間では決断できなかったのです。

期間を延ばしてもらい、最終的に判断した結果は、内定辞退でした。

どのようにして内定を勝ち取ったのかは別記事をご覧ください。

なぜ内定辞退をしたのか

まず、入社4年目の転職活動の大きな目的として、自分のキャリアがどこまで評価されるのかを確認したかったというのがあります。

前述していましたが、内定をもらったら絶対に転職する!とは決めていなかったのです。このことは、転職エージェントには面談時に伝えていました。「自分の転職市場価値を知りたい」ということです。

内定をいただいた会社も魅力的ではありました。

会社にも「内定ももらって退職を考えているが悩んでいる」と相談をし、今後の私に期待されている仕事や役割を再確認させていただいたところ、転職せずとも今の会社でチャレンジできることがまだあると考えたのです。

まとめ

自分の転職市場価値を知るための転職活動もアリ!

私の転職活動は、入社1年目から意識し始め、本格的に動き始めたのは4年目の頃です。その間、何度も転職エージェントと相談をさせていただき、自分のキャリアを見つめ直しました。

実際に内定をいただき、どの選択が自分にとって最適なのかを悩みに悩んだ結果、内定辞退という選択をしました。

今になって、「なぜ転職しなかったのだろう」と考える瞬間がありますが、会社に残った理由を思い出すことで働き続けることができています。

転職活動は誰でもできますが、転職することが正解なのかは誰にもわかりません。私のように、内定までもらったけれど転職はしなかった人もいるということです。

これから転職活動をされる方の参考になれば幸いです。

以上、TakaViewでした。

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