適性検査は意外としっかり見られている件

適性検査Business

企業の採用選考で毎回「適性検査」を受けているけど、あれって本当に意味あるの?あんな設問で自分の性格をしれるわけがない。

就職活動を経験したことがある方は、間違いなく一度は適性検査を受けたことがあるかと思います。適性検査とは「あなたに一番当てはまるものを選んで下さい」という、設問形式に答えるものです。

正直なところ、「仕事と何の関係があるのか」とか、「本当にこれで性格がわかるのか」と疑ってしまうところですが、実はこれは結構しっかりとした診断結果があります。この診断結果は、人事で採用を担当していないと中々目にかかる機会はありません。

今回は、適性検査でどのようなことを見られているかお伝えしていきます。また、適性検査の導入を考えている企業もどのように役立つのか参考にしていただければ幸いです。

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面接では見えない部分を見る

面接の時に、少しばかり本当の自分とは偽りの自分を演じたり、事実をちょっと誇張して言うことはないでしょうか。皆採用してもらうためによく見られようとして、そのような行動になる心理は理解できるかと思います。

そのような、行動など表向きに見える部分ではなく、内面の部分を知るために取り入れられているのが適性検査なのです。「物事はじっくり考えるのが得意だ」「思い立ったらすぐに行動を起こす」などといった当たり障りのない設問を回答していきますが、実は本質は同じの質問を何度も聞いており、回答傾向からある程度の性格や仕事の適性がわかるようになっているのです。

設問自体は単純なものですが、社内で設問を設定して回答結果から人の性格を見出すというのは素人では到底できません。そのような適性検査を専門に扱う会社がありますので、利用するならお願いするのが一番の近道です。

採用に役立つ

その適性検査の結果を含めて、企業の人事は採用の可否を判断します。面接ではどんなに素晴らしい人物に見えたとしても、内面は自社の欲しい人材と一致していないという結果になれば判断が難しくなります。というのも、2010年前後の就職氷河期から内定対策に関する本やセミナーが沢山溢れ、面接のレベルは上がっており、正直なところ面接だけでは採用側も甲乙つけ難いものがあるのです。

採用 人事

そのような時に、客観的な数値で結果を見せてくれる適性検査は採用判断の大きな助けになります。面接をしないで適性検査だけで判断することはもちろんありません。面接あっての適性検査です。

どのように結果がでるのかというと、「真面目さ」や「コミュニケーション力」、「問題解決力」というような要素が数値化されるのです。その数値によって、どのような職種が向いているのか候補を挙げてくれますし、その人の強み弱みも明らかにしてくれます。

「内面を良くみせようと、嘘をついて回答できるのでは?」と思うかもしれませんが、実は回答に対する信頼度もわかります。自分を偽って回答しても、実は採用側は把握しているのです。

採用されても配属が希望の職種と違ったことになるのは、適性検査の結果があるからです。

将来はAIが人を採用する?

最近では人事にもAIの波がやってきています。カメラやマイクを使って、人の目には判断できないような目や頬の動きをチェックし、はたまた選考書類に書かれている志望動機の文章添削などによって、採用の可否を判断するというものです。

AI 採用

もちろん採用だけではなく、部下とも面談にも応用できます。上司の面談だけでは把握しきれない、社員が持つ悩みや不安に感じていることをAIなら明らかにすることができます。そのあまりにも幅広い汎用性の高さから、人事部はいらなくなるのではという危惧もありましたが、「判断」をするのは人間なので、全てがとって変わられることはないように思います。AIの導入は人間の仕事を奪うばかりではなく、これまで無かった別の仕事を生むのでしょう。

とある企業が新卒採用に取り入れたというニュースでも話題になりました。

まとめ

今回お伝えしたいことをまとめると、以下の3点です。

外面は面接、内面は適性検査で知る
適性検査はその専門会社がある
AIによる新たな採用方法の登場

以上、TakaViewでした。

 

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