YouTubeの広告が多すぎるように感じるのは私だけ?

YouTube 広告Others

今や子供のなりたい職業ランキングの上位上がってくるほど認知度の高まったYouTuber。

その媒体はYouTubeというGoogleが運営する動画配信サイトであり、サービス開始から15年近く経過しているこのサービスは、当初に比べて現在は様子がかなり変わっているようです。

今回は、長らくYouTubeで動画を観ることを愛してきた私が、最近のYouTubeについて思うことをお伝えします。

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一番変わったと感じること

サービス開始から14年

YouTubeがサービスを開始したのは2005年ですが、2019年現在までの間に多くの変化したことがあります。

常時SSL化、3D視聴対応コンテンツ、4K対応、YouTube Musicサービス開始・・・
などなどその他いろいろありました。

YouTube 歴史

YouTube自体の変化もありましたが、それを取り巻く環境も変化しました。ガラケーからスマホに、通信も3Gから4Gに、解像度も2Kから4Kに、このような変化が動画というものを手軽に視聴できる環境とさせました。技術の進歩というのは凄まじいものです。

今や日本のトップYouTuberはチャンネル登録者数700万人を超えています。昔は日本国内では10万人もいればトップを言われていましたから、その当時と比べるといかに多くに人が利用しているかがわかります。世界一ともなると1億人超えですから、とんでもない数です。これも技術進歩による環境変化によるものでしょう。

このような変化の中で唯一、私個人的に一番残念と感じることは、広告の多さです。

最近は広告が多すぎる

YouTubeでの収益モデルなので仕方が無いのかもしれませんが、特に人気YouTuberの動画はこれでもかというほど広告がついています。動画を開いてシークバーを見ると、びっしりと黄色い線が入っているんです。これを見る度に「うわぁ、こんなに広告あるんや」と思います。

私がテレビをあまり見なくなりYouTubeを観るようになったのは、下記のような理由があったからでした。

①自分の好きなコンテンツを観られる
②自分の好きな時間に観られる
③録画する必要もなく何回も繰り返し観られる
④広告によって動画を妨げられない

①~③は昔も今も変わりません、むしろ昔よりも動画のジャンルはどんどん増えています。コンテンツの幅というのはより大きくなっていますし、4Kでより高画質な動画を視聴できるようになりました。ただ唯一変わったのが④です。昔はこんなにも広告は挟まれていませんでした。特に最近増えてきているのが、テレビCMと同タイプの広告です。

視聴者は広告じゃなく番組を観たい

テレビといえばCM

もしかするとこれは私だけかもしれませんが、私はテレビを観ていて広告(テレビCM)の多さに辟易していました。

盛り上がってこれから良いところなのに「続きはCMの後で!」と中断されてしまうのです。CMが終わるのを待って、いざ続きを観てみたら全然大した内容じゃなかった、なんてことは腐るほどありました。また、5分おきにCMを流しているのではないかと錯覚するくらいの頻度の多さ。話の流れが遮られますし、観る気を無くしてしまいます。

テレビ CM

「CMが無かったらなぁ」と何度思ったことでしょう。大人になった今はなぜCMが流れているのかは理解できます。テレビ局のビジネスモデルから考えて、CMは切っても切れない関係です。

当初は広告が少なかった

そんな時に現れたのがYouTubeです。個人がビデオカメラで撮影した動画を自由に投稿でき、その動画をサイトに集まる皆で共有できるのです。

サービス開始当初は投稿者が収益を上げられるようなものではなかったので、広告というものはほとんどありませんでした。あったとしても動画内ではなく、関連動画などのサイド部分に設けられている程度です。そのため、気持ちよく動画を一気にみることができました。まあ、個人的に撮影した動画を観ているだけでしたから、その当時にCMなんて挟んでいたら誰も観なかったでしょう。

そのため、当初YouTubeに動画投稿していた人は、お金を稼ぐというよりも、自分の撮影した動画で世の中に影響を与えたい、自分の認知度を上げたいという理由だったと思います。なぜなら、そこまで個人がお金を稼げるような形にはなっていなかったのですから。

今やYouTubeは広告だらけ

広告

ところが、YouTubeが人々の目を集めるにつれて、企業の目も集めるようになりました。人々が集まるところに企業は広告宣伝をしたいと考えるのが普通ですし、YouTubeとしても広告を掲載する代わりに企業からお金をもられるなら美味しい話です。そして、個人の動画に広告を挟む代わりに、企業から得た収益の一部を配信者に還元するというビジネスモデルが確立したのです。こうして個人が自分のチャンネルを持ち、所謂テレビ番組のようなコンテンツを制作して利益を得られるようになりました。

ただ、観る側からすると、以前のYouTubeではなくなったと感じます。私がテレビではなくYouTubeを観るようになった理由であるCMが、YouTubeでも同様に流れているのですから、テレビに戻ってしまったように感じるのです。

今後のYouTubeはどうなるのか

2019年10月現在、今やテレビで活躍していた芸能人が個人チャンネルを開設し業界に参入してきています。吉〇興業の闇営業問題もありましたが、テレビだけでの活動では物足りない、もしくはYouTubeの方が利益を得やすいことに気がついたのでしょう。この流れは益々加速していくと予想できます。ゲーム好きな女優が、ゲーム実況チャンネルを開設した途端に100万人登録者を達成するのですから、一般人にはより参入障壁が高くなるかもしれません。

Googleはユーザーファースト、ユーザーエクスペリエンス等を重視して検索エンジンも常に変化させているようですから、YouTubeもこのユーザーに対する利便性というものを損なわないでほしいなと思います。

結論:投稿者と視聴者のバランスが大切

私はYouTubeが好きですし、個人が好きなように自分のチャンネルで配信するという形も良いと思います。ただ、YouTubeでお金を稼ぐ、生計を立てるというイメージがどんどん広まっているせいか、広告が益々増えているように感じます。最近ではこれまでテレビで活躍していた芸能人ですらYouTubeを始めていますから、今後はさらに業界自体が競争激化になり収益を上げるようになるでしょう。

ユーザーエクスペリエンスを高めるための施策は行われていますが、広告のお陰でその良さが損なわれているように感じてなりません。私は、投稿者(配信者)の収益性と視聴者の満足度のバランスが大切だと感じます。今はどうも投稿者寄りになっている気がします。

今後のYouTubeがより良い形で発展することを願っています。

以上、TakaViewでした。

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