人を育てる気のない会社はマジで辞めた方がいい

人を育てない会社Business

TakaView君、これやっといて。
やり方は過去の資料見ればわかるし、よろしく。

私の会社ではこんな感じで仕事が振られてきます。

やってみた内容を確認してほしいと相談しても、「もうそれでいいよ。大丈夫でしょ。」
みたいな感じで確認すらされません。

人材を育てる気のない会社にいても、自力で成長できる範囲は限られていますから、見切りを付けて別の職場へステップアップすべきだと思います。

今回は、人を育てる気のない会社がいかに若手にとって害悪であるかをお伝えします。

※「会社」と「企業」には意味の違いがありますが、ここでは全て会社としています。

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人は会社の命運を左右する

人は立派な経営資源

経営資源とは何かご存じでしょうか。

経営資源 = ヒト、モノ、カネ、情報 のこと
会社はこれらの経営資源をもって、今後の戦略や中長期計画を考えます。
つまり、これら資源がなければ、経営はできないのです。
人をどのように配置し、どのように教育していくかは会社にとって重要な課題になります。いくらIT化や機械化が進んでいるといえど、経営では人は必ず必要です。

人の雇用にはお金がかかる

また、人は一番費用がかかる部分でもあります。いわゆる人件費や労務費と言われる部分です。人一人を60歳まで雇用するためにかかる費用は約3億円とも言われます。
一番費用がかかるので、赤字で資金繰りが厳しくなった会社はリストラを行います。経営の選択と集中をし、余剰となった人員を削っていくのです。(リストラについては別の問題に繋がりますが、ここでは触れないようにします。)
お金がかかるのであれば、しっかり教育して費用以上の売上に貢献してくれる人材に育てれば良いのです。会社は教育をしっかり行わないとコストがかかるばかりになります。

人を育てるメリット

人を育てるメリット

人はこれまで教えられて成長してきた

私たちは義務教育を受け、さらに高等教育を受けます。その過程で、課外活動なども行うことで成長してきました。社会人になってもその流れは基本的に変わりません。
しかし会社に入社するまでの教育の形と大きく異なるのは、会社は学校ではないということ。基本的には自分から先輩社員に聞いたり、必要な知識は本を読んだりして学ばなければなりません。あるいは、資格の勉強をしてスキルアップを図ることも考えられます。

会社というのは、自ら学んでいく姿勢がとても大切になります。
そのやる気を後押しすることで、会社は大きなリターンを得られるかもしれません。

人から教わることが会社にとっても良い

本を読むより最も効率的な学びは、やはり人から教えてもらうことです。なぜなら本に書いてあることは限られているからです。上司や先輩社員の経験したことは本には書かれていません。
会社では、それぞれの企業風土や文化、仕事の進め方があります。
どの得意先や仕入先を重視すべきなのか、どのように処理を進めていけばよいのか、会社でのキーマンは誰なのかといったことは入社したばかりではわかりません。
また教える側は、教えて初めて新たな発見や理解を得られることがあります
なぜなら、自分とは異なった視点からの質問などを受けるからです。これにより、自らの理解を再確認することができます。
そして、仕事を通じて社員同士のコミュニケーションをとることができます。
仕事を円滑に進めるためには大切な要素です。
このように教育をし、一人前の社員にするのが「人を育てる」ということです。
人を育てるメリット
・共通認識を持たせて仕事を効率化できる
・教わる側のみでなく、教える側も成長する
・社内のコミュニケーションが活発になる

人を育てない会社は要注意

放任主義な会社

始めにありましたように、仕事の役割や内容の説明も無しに仕事だけを押しつけてくる職場があります。

このような上司の元で仕事をしていても、教わることは何もありません。
一方で自力でなんとかしなければという責任感はすくすく育ちます。

まずこのような仕事の振り方をするのは、本人が忙しすぎて教える暇もないのか、教えることに興味がないのか、仕事が奪われるから教えたくないのか、いずれにしろ良い理由はありません。

自分は学ぶ姿勢があって、上司や先輩に聞いても面倒くさがって教えてくれないのです。これでは、いくら学ぼうとしても空回りするばかりです。

そんな仕事振りが蔓延しているような会社に長く居てもあなたにとってメリットはありません。吸収できることを吸収できたら、会社を変えた方が良いと思います。

教育・評価制度が整っていない会社

教育制度とは階層別研修制度や、資格取得奨励制度などのことです。
評価制度は目標管理シートといった社員の人事評価をすることです。
例えば階層別研修が無いと、肩書きだけが立派な上司が蔓延します。
部長や課長なのにマネジメントをしない(できない)、係長や主任なのにやっている仕事は一般社員と変わらないとった組織になります。これらは若手からすれば、年齢で役職についているだけでまるで意味がない人達と思われてしまいます。
マネジメントができない上司は、そもそもその教育を受けていないという原因が考えられます。上手く育てようにも、育て方を知らないのです。
そんな状態に気づかず見過ごしてきた経営陣に問題があるのかもしれません。
そして適切な人事評価制度がなければ、目標面談などをしても無意味です。
あなたがどれだけ頑張っても、頑張らなくても昇給や昇格が変わらないのです。
それでは、やる気も出てきませんよね?
このような体制の会社からは抜け出しましょう。

若手は不満を持ち、次々に辞めていく

若手の退職

教わることがないと不安になる

若手、特に20代はやる気に満ちあふれています。仕事の吸収量や思考の柔軟さはベテラン社員でも敵いません。

学ぶ器はあるのに、何も教わることができなければ、若手にとっては不安でしかありません。仕事の仕方もろくに教わらず、スキルが身についているという実感がありません。

そうして不満ばかりが溜まってゆき、最終的に退職していきます。

中小企業は早急な対策を

これま述べてきたような体制や制度は大手企業であれば整っていることが多いかと思います。特に気にすべきは、なかなかそこまで手をつける余裕のない中小企業です。

人材確保が難しくなる中、費用もかかってやっとの思いで新入社員を獲得できたとしても、「人を育てる」ことができなけば、その社員は高確率で退職するでしょう。特に痛いのが、5年目くらいのいい感じに仕事を任せられるようになってきた社員の退職です。

厳しいかもしれませんが、それが現実なのです。

そのため、採用計画を考えると同時に、社員教育についてしっかり体制を整えていくべきだと思います。

採用するだけで終わらず、どう育てるかを再確認すべき

まとめ

人は経営資源であり、会社の財産。
上手く活用できれば会社は大きくなるが、反対にできなければ会社は潰れる。
なぜなら、育てる気のない会社に人は定着しないし、若手ならなおさら。
大手はまだしも特に中小は採用だけにとどまらず、どう育てるのかを考える。

この記事を読んで転職したいと思った方は、内定を勝ち取るまでのステップを別記事で紹介しておりますのでどうぞ。

以上、TakaViewでした。

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